バレエから学ぶ身体の動きは、体操やスケート、シンクロ、ダンスなどあらゆる競技やスポーツにも役立ちます。言い換えれば、すべての分野の基本につながると言っても過言ではありません。
また、バレエは踊るだけではなく、舞台美術や衣装、音楽や振り付けなど、多くの才能やセンスをもって作り上げる、舞台芸術でもあります。
こういった場を経験することは、モデルや俳優など、人前で表現するお仕事の分野にも役立てることが出来るほか、身体だけでなく、人生にもブレない強い軸を作ることにつながります。
幼少期からバレエを習うことで得られる、様々なメリットについてご説明します。
バレエを早期に始めることで得られる3つのこと
様々な年齢の子と関わる中で、
礼儀と自分の役割を果たせるようになる
組織や社会にはそれぞれのポジショニングをあることを知り、ポジショニングにあった役割りを果たすことの大切さを理解する、貴重な機会となります。
また、互いの価値観の違いを認めて受け入れる気持ちを育てます。
舞台を経験することで、
豊かな表現力と集中力が身につく
人前で、自分の想いや意見を伝えられるようになる他、ひとつの舞台を作り上げるという経験を通して、大きな取り組みにはチームワークが必要なことを知ることができます。
華やかな舞台の裏側で、練習という準備と目標に向かう強い精神によって、集中力を身につけることができます。
正しい姿勢・
しなやかな体と心になる
レッスンで体を動かすことで筋肉が鍛えられるため、姿勢が良くなり、しなやかな体を作ることができます。
所作が美しくなり、身体の姿勢だけではなく、物事への取り組み姿勢も整います。
事実、集中力の高い子は姿勢がよく、メンタル面でのトラブルを持つ子が少ないと言われています。
習い事の現場は「第二の家庭」
答えのある問題を用意し、その解きかたを知識として「与える」のが学校や塾だとしたら、習い事の役割は、答えのない問題に立ち向かう力を子ども自身から「引き出す」ことにあります。
バレエをはじめとする芸術しかり、バスケットボールなどのスポーツしかり、そこには教科書通りにやれば解けるような問題はありません。しかし、自ら工夫、努力を重ねていけば、理想や目標に一歩ずつ近づくことができます。その方法をスキルとして提供することが私たち指導者の務めであり、子どもとともに成長や変化の喜びを分かち合い褒めてあげることが保護者の皆さんの務めです。
ご存知のように、社会に出てから直面する問題のほとんどには、学校の試験のような答えがありません。でも決してあきらめることなく最善の答えを求めて立ち向かえる人に育ってほしいと思いませんか。
「しっかりとした大人に」
第二の家庭として保護者の皆さんの隣に立って子どもの心をいっしょに育てることが、習い事の真価であると私たちは考えています。