2021年 発表会の見どころガイド#3

見どころガイド3つ目は、オーロラクラス(中学生以上)とボーイズの生徒たちです。
中学~高校生時代といえば、何でも吸収できる人生の中でも最も大事な時期だと思っています。
だからこそ作品の意味や歴史など、バレエの流儀を踏まえた演目の選定をしました。

 

「海賊」よりオダリスク

「海賊」の原作はイギリスの詩人による長編の物語詩です。ただバレエと原作は少しストーリーが異なるようです。
「オダリスク」は、数あるバレエ作品の中でも3人で踊る代表的な演目のひとつです。3人で踊っていながらも、それぞれの見せ場となるステップが異なった振付で個性をアピールします。
2曲目(コーダ)の後半では、ジャンプ系のステップや、3人が爪先立ちのまま入れ替わり立ち替わり移動するなどハードなテクニックが続きます。「しんどい」という気持ちに負けずに奮闘しながら挑む彼女たちをご覧ください!

 

「ライモンダ」よりパ・ド・トロワ

主役の結婚式に踊られるシーンで、従来のバレエ作品では4人で踊る曲を3人用にアレンジしました。
バレエ教室では男子生徒の人数が少ないため、複数人でひとつの作品を踊るという機会がなかなかありません。今回は年齢もキャリアもバラバラな3人が一緒に踊ることで、動きの呼吸や歩調、並ぶ列の感覚などを互いに励ましたり意見交換しながら練習しました。
男性ならではのジャンプや回転技術などその勇姿をお楽しみください。

 

「パ・ド・カトル」

4人のプリマバレリーナの競演と称されるロマンティックバレエの代表的な作品です。冒頭とエンディングでの絵画のようなポーズはとても有名です。
作品の設定がプリマバレリーナの競演だけに、実力が伴った人材が4人揃わないと実現できないので、長年バレエを経験していても演じる機会に恵まれるのは稀な作品です。
ロマンティックバレエというだけあって派手なステップはないのですが、基礎を丁寧に踊る彼女たちの姿からバレエの真髄を感じて下さい。

 

「ダイアナとアクティオン」よりグラン・パ・ド・ドゥ

猟師アクティオンが女神ダイアナと彼女に仕えるニンフたちの水浴を誤って目撃するというギリシャ神話のエピソードを描いた作品。華やかな音楽とテクニックでバレエコンサートなどで人気の演目です。コンサートでは男女の2人だけで踊る場合が多いのですが、今回は第1部のラストを飾るのに相応しくアンサンブルも出演するパターンを選びました。「狩り」をイメージする弓を弾く腕の振付が特徴的です。グラン・パ・ド・ドゥの醍醐味でもある男女の競演をご堪能下さい。