実は、留学について現地や一部の日本人にしか伝わっていない情報がいくつかあります。
残念なことにネームバリューや規模が評価基準となりやすい日本では、どうしても有名な大手バレエ学校に留学を希望する傾向があります。
しかしながら、海外で本当に求められるのは、バレエの技術以上にあらゆる環境でも乗り越えていけるという生きる力(メンタリティ)。
これがなくては、どんな有名バレエ学校に入学出来ても、子どもの明るい未来には繋がりません。
親元や日本を離れて生活すると決意して参加する海外留学。
短期であれ、長期であれ、留学の目的をどこにおくのかを最初にしっかり考えておかないと、現地で子どもの心が折れてしまう結果になりかねません。
そこで、留学で悩まれた時に考えてほしいポイントを3点、私の経験からお伝えします。
1:ゴールをどこに決めるのか
・留学期間を人生の一部として、海外の学校生活での成長をゴールとするのか?
・自分の才能を活かして就職を掴むことをゴールとするのか?
2:ゴールが決まったら、学校を選ぶ基準を決めます
・大勢の中の一人というポジションになったとしても、大手バレエ学校を選ぶのか?
・自分を気に入ってくれて、才能と可能性を最大限に引き出してくれる指導者を選ぶのか?
簡単にいうと、場を選ぶのか、それとも人を選ぶのかということですね。
3:在学中に、どんなチャンスや可能性が生まれるのか
さて、ここでひとつ質問です。
チャンス(運)とは、いったいどこからやって来るのでしょう?
ただ待っているだけでは、人生にチャンスは訪れません。
チャンスとは「運ぶ」という言葉の通り、人から運ばれてくるものです。
そして、自分の情熱の強さで引き寄せて、自ら掴むものです。
国内バレエコンクールの副賞としてスカラーシップが授与されるケースが増えている近年だからこそ、
考えてみてほしいのです。
あなたの子どもさんの留学に大切なことは、どんなことですか。
留学後を明るい未来に繋げることは実現できない事だと、親が諦めていませんか?
先に述べた通り、チャンスを運んでくるのは人です。
ネームバリューや規模ではなく、大切なお子さんの才能を引き出してくれる指導者との出会いを良いタイミングで選んでくださいね。
もし、お子さんや生徒さんの将来についてご相談がありましたら、気軽にメールでご連絡ください。
私でお役に立てることがありましたら、いつでも力にならせて頂きます!